ノンネットガードU工法は
剥落防止層と仕上げ層が一体となった新発想の工期短縮・省人化工法です
特殊専用アンカーにて外壁仕上げ層を躯体に固定し、塗膜強度が高く耐久性に優れた1成分形特殊ウレタン樹脂にて外壁面を被膜する、ネットを用いずに外壁仕上げ層の剥落を防止する工法です。剥落防止層の省工程・省人化が実現できます。
ノンネットガードU工法の特長
01
大幅な工期短縮を実現
従来の剥落防止工法のようにネット張りやモルタル塗布の工程や養生期間が不要なため大幅な工期短縮が実現します。
02
面改修による予防保全を実現
劣化部位のみの補修する部分改修ではなく、面全体の改修のため長期に渡り剥落防止効果が維持できます。
03
1職種で施工が可能
不足する左官の熟練工を必要とせず、塗装工または防水工1職種で施工が可能です。
04
様々な形状にも施工が可能
シート状のネットを用いず、塗膜強度の高い1成分形ウレタンを塗布するだけで剥落防止層を形成するため様々な形状にも施工が可能です。
05
高い防水性能も付加
2つの保険と4社共同の充実した保証制度。通常の工法なら10年、塗布量を増やし塗膜強化したKGK-防水材としても高い性能を発揮するウレタン樹脂を用いているため、従来の剥落防止工法には無い防水性能が付加されます。
実績が証明する剥落防止性能
KGKでは、タイル外壁建物の意匠性を維持する、透明度の高い樹脂を用いた剥落防止工法を2006年から提供開始しました。その後改良を重ねながら、多くの建物にご採用いただいております。これらの長年の開発と実績に裏打ちされた技術は、様々な建築物におけるタイル剥落事故を未然に防ぎ、安全・安心な環境づくりに貢献しています。
抜群の塗膜強度&性能でネット不要
主材であるノンネットガードUは、一般的な塗材と比べ驚異的な強度を誇る1成分形特殊ウレタン樹脂で、樹脂層のみで剥落防止性能を発揮します。
下の比較写真は、一般塗材とノンネットガードUを施した押抜き試験用の試験体で、コンクリート板背面より負荷を加えたものです。一般塗材はわずかな負荷で破断が見られるのに対して、ノンネットガードUは圧倒的差を示しています。
下の比較写真は、一般塗材とノンネットガードUを施した押抜き試験用の試験体で、コンクリート板背面より負荷を加えたものです。一般塗材はわずかな負荷で破断が見られるのに対して、ノンネットガードUは圧倒的差を示しています。
ノンネットガードU工法
施工実績
ノンネットガードU工法の
安全性能
公的機関に認められた安全性
日本建築仕上学会へ性能評価研究を委託し、下記のUR都市機構の外壁複合補修工法(外壁はく落防止工法)の要求性能試験や東日本大震災相当の負荷をかけた振動実験をはじめとした様々な試験や検証を行い、在来のポリマーセメント系外壁複合改修工法と同等もしくはそれ以上の優れた性能を保有していると評価を受けています。また技術審査証明協議会会員の一般社団法人ベターリビングより「建築物の外壁補修技術」として、技術審査証明書を取得しています。
UR都市機構外壁複合補修工法の要求性能試験による試験結果
| 項目 | 判定基準 | エバーガードSG |
|---|---|---|
| コンクリート躯体に対する アンカーピンの引抜き試験 |
1,470N 以上 | 2,930N |
| 複合補修層に対する アンカーピンの引抜き試験 |
1,470N 以上 | 4,450N |
| 複合補修層の接着強度試験 | 0.7N/mm² | 1.5~3.6N/mm² |
| 複合補修層の補強 効果確認(面外曲げ)試験 |
曲げ強度が490Nもしくは 変位が30mmで破断しないこと |
797N |
| 温冷繰り返しに 対する耐久性試験 |
0.5N/mm² | 0.7~2.8N/mm² |
振動実験(剥落防止効果の検証)
浮きを再現した試験体に、ノンネットガードUを施工した部分と未施工部を作り、東日本大震災相当の負荷をかけ状況を観察しました。

